ハラスメントのない学会をめざして

 学術に関わる様々な場面で、セクシャル・ハラスメント、アカデミック・ハラスメント、パワー・ハラスメント等、ハラスメントが問題とされることが少なくありません。教育や研究・調査、あるいは組織を運営する過程で、相手に対して性、信条、年齢、出身、身体的特徴等の事項にかかわる言動により不快感や不利益を与えたり、研究にかかわる意見やアドバイスの域を超えて研究方法や発表スタイル、さらには研究分野やテーマなどを執拗に問題にして圧力をかけ、あるいは妨害したり苦痛を与え、 場合によってはこれを性差や学歴、さらには先天的能力などに関連付ける言動、力関係に基づく成果の搾取等がこれに当たります。

 日本タイ学会は、タイ研究の発展及び普及を図ることを目的として結成されました。 ハラスメントに当たる行為が学会内で放置されることは、会員の自由な活動を制限し、タイ研究の発展を阻害するものです。本学会は、会員同士が心がけてタイ研究をこころざす人々が、進んで活動を行う場として守られなければなりません。会員やこれに関係する人々の尊厳と人権を守り、自由で快適で安心できる環境を維持し、研究のさらなる発展と、これを通して社会に貢献すべく、ここにハラスメントのない学会をめざすことを宣言いたします。

日本タイ学会理事会
2026年7月